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2008年10月

我が家のネコたち その1 とら

とら(男)。我が家のネコの中の最長老である。13年前に来たころは2.3才のイタズラ盛り、近所の屋根、ベランダに飛び乗って暴れ回ったので苦情が続出。仕方なくつないで飼うことにした。

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10年以上道路にでて周囲を見渡す日々が続いたので彼のファンは多い。猫好きの人たちは話しかけたり、時には隠れてエサをやったりしているらしい。時々食欲をなくすのは我が家の出す食事よりおいしい餌をファンからもらったときのようだ。近所のネコに対しては敵対意識をむき出しにうなったりするが何故かワンちゃんにはやさしい。以前シーズーと一緒にくらしたこともその原因かもしれない。家中の部屋をわがもの顔で占拠していたとらも年老いたせいか元気がなくなってきた。階段の上り下りが億劫そうだし、高いところへは飛び乗ることが出来なくなった。

          くつろぐとら

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一年ほど前から飼い出したクロ(女)に自分の寝床をとられ 隅で寝るようになった。世代交代、自分を見ているようで身につまされる。年老いた男同志の友情の証しとして、時々クロに隠れてとらと私のふたりきりでマグロの刺身を食べることにしている。

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「小説を書こう」教室

 10/17純文学作家で日大教授、佐藤洋二郎さんの「小説を書こう」教室に出席する。法政大学のオープンカレッジの主催である。前期はセカンドステージ大学の授業の関係で半年ほどさぼった形なので久し振りの受講になる。受講生は学生四割、社会人六割。女性が四割程度だろうか?

 冒頭「小説を書く人は当たり前のことを疑ってほしい。たとえばわれわれの国をなぜ日本とよぶのか?」と講義がはじまった。25年程前当時流通業界の名コンサルタントの城功先生に会った時の最初の指導が全く同じだった。「この商品はなぜ入口に並べているのか?」「同じ商品なのに店が違うとなぜ売れ行きが変わるのか?」「なぜ子供のいない家に子供用品が掲載されているチラシを配布するのか」なぜ?なぜ?の連続攻撃 なつかしい気がした。

そういえば立教セカンドステージ大学の千石ゼミでも教授は「なぜあなたはそう考えたのか?」「作者はなぜこの色づかいにしたのか?」と質問形式で指導する。あまり当たり前なのことなのでつい見過ごしてしまいがちなことへ目を向けさせる。

佐藤先生、城功さん、千石教授 私の師匠たちは共通して「当たり前のことを疑うことが出発点」と教える。マネジメント、文芸の世界を超えた共通の真理なのだろう。

授業終了後佐藤先生の行きつけの店で飲む。昨年先生の小説教室に参加したメンバーの有志で「法政大学文藝クラブ『ライターズ』を立ち上げたことを報告すると大変喜ばれた。昨年小説教室の最後に先生が「文章を書くという作業は大変孤独なものです、一人ではなかなか続きません、みんなもあつまって勉強会をしたらどうですか?」と提案された。それに応える形でライターズを結成したのだ。一度ライターズのメンバーと先生の懇親会を行う約束が決まる。

最近佐藤さんの本が出版された。「沈黙の神々 2」である。

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佐藤さんは20年以上全国の有名無名の神社を訪ね歩いている。難しい本ではない、ライトエッセイである。歴史に書かれた当たり前のことを疑う精神がこの神社めぐりの動機なのかも知れない。時折息子さんが登場する。受験生のとき「第一志望は浪人」と言う。私のカミさんは佐藤さんというよりこの息子さんのファンである。「自分の娘よりセンスがいい」と息子さんを応援している。40才以下の人にはおすすめしない。大人のための上質なエッセイだと思う。ちかごろ芥川賞受賞作は面白くなくなったと思う人におすめする。断っておきたい。佐藤さんからは何も頼まれていない。私が勝手にこの本を周囲にすすめている。しかしまてよ、あの飲み代は佐藤先生のおごりだったのかどうか記憶にありません。

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ピカソを観に行く

10/15 六本木 ピカソ展 新国立美術館とサントリー美術館に行く。

ビカソは難解、なんだかわからないと言うひとが多い。私もそのひとり。しかしピカソは分かり易い面もある。

1953年 「トラックの玩具で遊ぶ子ども」

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山下清のようなほのぼのした色づかいではないか。

1918年「肘掛け椅子に座るオルガの像」

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凛とした気品あふれる絵だ、二枚とも展示されているピカソの絵である

昔彫刻家の池田満寿夫さんが「ピカソは多くの同時代の画家を救ったのです。写真の登場によって肖像画で生計をたてていた画家は本物そっくりなら写真にかなわないと考え悲観していました。ピカソはその時写真はその人の一面しか写せない。それならその人の泣き顔、笑い顔怒った顔を一枚の絵の中で表現しよう。そうやって絵画の可能性を開拓していったのです」よくわからないけれどなんとなくわかる話。それからピカソを見るようになった。ビカソか゜一枚の絵の中にいくつの表情を書き込んだのかを見るために。

1937年 ドラ・マールの肖像

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スーパーの衣料品

10/13 辻堂駅近くのレストラン 10年ほど前湘南のGMS店長の時の仲間と会う。

「スーパーの衣料品はもう終わったんじゃないの下着ぐらいはニーズがあるけど」と衣料を担当していないグループから辛口の意見

「でも まだチャンスがありますよ。専門店もユニクロも提供していないものが、たとえばおばちゃんのちょっとださくて、ちょっとかっこいい普段着。専門店はお出かけ用だけど高い、安いけどユニクロは家の中だけしか着られない、ちょっとそのへんに出るためのものがなかなかないんです。まだいけると思いますよ」

と衣料品のマネージャーを担当している酒井さんのコメント、はじめてあったころは入社早々で何が売れるかわかりませんと不安そうだった女性だ。結婚してマネージャーに昇格し、今では自分の意見をしっかり持てるようになった。たのもしいかぎり。

しばらく会わなければその時間分だけ成長している。やはり人には大きく伸びる時期があるようだ。

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お会式

10月12日(日)は池上本門寺のお会式がある。日蓮さんに会いに来た全国の数十講中総勢三千人の万灯練行列が池上の町を練り歩く。

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万灯は日蓮さんが亡くなった時、庭先の桜が季節外れの花を咲かせたという故事にならい、

造花で宝塔を飾ったものです。

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その万塔を先導するのは、江戸の火消し衆が参拝するときにはじめた纏(まとい)

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10年ぶりに見にいったが色とりどりの万灯は見るだけで楽しい。008

万灯の練行列はpm7:30ごろから池上通りを中心に始り深夜まで続く。

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エキスパート倶楽部

リタイア組で研修会で知り合った同年代の仲間と3カ月に一度飲み会がある。10/9 は1周年記念になった。001

私は法政大学の文芸部の連中が自費出版したいというので 印刷業のエキスパートのKさんから自費出版の費用などの情報を仕入れている。

都市計画プランの専門家は 都内のまちづくりのメンバーからアイデァ募集。

旅行会社のKさんは 韓国のウォンが下がっているので 韓国旅行に行こうと一部メンバを誘っている。

Aさんは ここで知り合った仲間とコンビを組んで 職域販売を始めたらしい。

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会の趣旨、参加条件などのめんどうなことはない。集まって飲むそれだけの会合。しかしそれでも仲間が共同で何かをするのを見るのは楽しい。

幹事から提案のあった最近の身辺、心境をテーマにした川柳を披露しよう。だれの作品かは公表を許されていないので詠み人知らずとする。

あれから一年たったけど  「何もせず 一年たっても 何もせず」

                           ソウナンダヨナー 私もオンナジ

                 「株不安  もっと不安な 我が暮らし」

                           ソーソー まいったね サブプライムローンには

                 「あと五年 これが最後と 燃えに燃え」

                            フーン枯れてない人もいるんだ。でもなんで

                            後5年なの?

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突然変異に会う

10/7法政大学の食堂 たぬきそば320円を食べる

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麺はそこそこのコシがあり汁はすっきりした関東風でうすめである。ほぼ合格点だ。惜しいと思うのは具のかまぼこ、紙のように薄いみごとなまでの薄さである。生まれて初めてこんなに薄いかまぼこに出会った。

本日は法政大学文芸クラブ「ライターズ」の定例会、社会人としてオープン参加している。学部二年生の女子Nさんの文章を読んでうーんとうなってしまった。彼女が一年生の時から文章を読んでいる。正直に言えば作文の域を出ない平凡な文章というのが毎回の感想だった。今回は達者な語り口、意表をつくストーリー展開といままでとまったく違うできなのだ。

会が終わっておなじく社会人なのだがメンバーの永田さんと居酒屋に入る。法政大学四年生の息子さんがいる専業主婦だ。「Nさんの文章 突然変異したね」と私。「若い人はああいう風にドドーと変われるのね。うらやましいし、みるほうも楽しいわ」「あの娘はもっと長い文章にチャレンジさせてみたいね」「わたしもそう思う、彼女の文章をみて エッセーばかりかいていたんだけど小説にチャレンジしてみたくなったわ」

19歳の大学二年生が50才の社会人のチャレンジ意欲を引き出す。大学生と社会人の混合クラブ「ライターズ」の不思議なおもしろさにカンパイ。

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