« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月

伊豆下田へ

 伊豆下田へ旅に出た。15年ぶりの下田になる。「深夜特急ノート」沢木耕太郎の一節に「旅にはその旅にふさわしい年齢があるのだ」という一節がある。15年前は朝7時に東京駅を出て仲間と夜八時ので仕事は八時半の列車に飛び乗り車中で夜食をとる。年二回5年間ほど続けた。周辺の観光はいちどもしたことがなかった。今回は伊豆踊り子号発12:00でスタート。平日でもあり席はガラ空き、下田までの二時間半は車中宴会になる。翌日は下田湾内一周の遊覧船に乗る。

Dscf0006

それが終わると山頂から下田湾を観る。

Dscf0016

駅近くにある下田あんぱん特に牛乳ぱんがおすすめである。

午後二時下田発のスーパービュー踊り子号で東京に向かう。再び車中宴会。15年前のあわただしさはない、同年代の仲間とゆったりと旅することができた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エコプロダクツ2008

  国内一の環境展示会。758社、団体が参加、10周年で最大の規模となった。大学関連のゾーンに清里・キープ寮のブースを発見。秋、セカンドステージの合宿でお世話になったことを話し、ユーモラスな逆さ走りのヤマネの話で盛り上がる。

Image_2

環境省が発表した11月の07年度の国内温暖化ガス排出量は2年ぶりに増加に転じた。京都議定書の基準年である1990年度に対しマイナス6%を目標にしているが8.7%の増。目標達成に程遠いのが現状だ。

 本日ポーランドで京都議定書に続く13年度以降の温暖化防止のための国際会議COP14が閉幕した。この中で日本は20年度までの中期目標を示さず途上国を失望させた。現在のところ環境問題に熱心なEU諸国からも日本は「抵抗勢力」のレッテルを貼られているようだ。

日本と同様抵抗勢力とみられているアメリカはオバマ次期大統領が環境政策を大きく転換する見通しだ。

日本は公害対策技術では世界有数の技術を持っている。エコプロダクツは最大の盛り上がりをみせている。その国が「環境改善の抵抗勢力」とみなされている。環境問題では国際的に孤立しかねない状況だ。政治のリーダーシップ不在は環境問題にも影響があると思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

千石ゼミの変化

 修了レポートの途中経過を千石教授に提出すると赤がビッシリ入ってもどってくる。「ここの部分の根拠は?」「この文献を読んでみたらどうか」千石教授博覧強記の人である。当初の作業の二倍が必要になる。有難迷惑?。

再度修正した内容をゼミで検討する。後期の前半は各人のレポートにコメントするのはほとんど教授だけだった。その作品のつくられた時代の背景、今日的評価などなどがコメントされ受講生は教授の知識の深さに感動していた。

後期も後半になって受講生に変化が見えだした、小島信夫の「うるわしい日々」病院の描写はものすごくリアリィティがあると思う。看護師経験ありのWさんのコメント。「そう考えると」あるところは根拠が説明されていない。キチンと根拠を入れたらどうか? いつも教授から指摘されているので皆根拠にはうるさくなってくる。その意見に私は反対何故ならば・・・各メンバーが積極的に発言するようになってきた。

前半は教授に対して、受講生仲間にやや遠慮がちだったメンバーも気心がしれたのか?コツがわかってきたのか自由にコメントすることが多くなった。ゼミ終了後近藤ゼミ長が「ゼミらしくなってきたね」と話しかけてくる。「面白くなってきましたね」と応える。千石ゼミは変化している。それは受講生それぞれの進化の証でもあるようだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

藤沢周平を聴く、伝説の「松平語り」

 藤沢周平の「橋物語」をNHKの松平定知さんが朗読する。練達のストーリーテーラーの小説を伝説となるであろう「語りの名人」が読む。立教セカンドステージ大学の多数の生徒の要望に応えて実現した講義である。朗読が終わる。一瞬の空白、そして拍手がなりやまない。完璧ともいえる藤沢ワールドの再現。「人間ていいなあ」とみんなが思ったにちがいない。名人と同時代に生きる。ライブで語りを聴くことでその喜びを実感する。

 聴きながら思いだしたことがある。会社づとめのころ初対面の人に「あなたはテレビを電気を消して見たことがありますか?」という質問をした。テレビが家庭に入り始めたころ部屋を暗くして見た家が多かった。テレビを映画に見立てて劇場で観るように電気を消したのだ。しばらくして部屋を明るくしてテレビを見るのが当たり前になった。テレビを電気を消してみた人、見なかった人それを聞くだけでその人の年代がわかったからだ。

「小説を読む」 まず文字を読むことから始まった。次にラジオで聞いた。そして映画。次がテレビ。そのすべての進化のプロセスを体験したのが我々の世代だ。文字を読むことで情景を想い浮かべる。ラジオで流れる主人公の声からその容姿を想像する。白黒のテレビに映る景色を観てその青空の色、山々の緑の色合いの深さを考える楽しさ。すべてが「想像する力」の訓練だった。

朝から部下を叱りまくる上司をみてこの人は家でどんなつらい目にあったのかを想像することがあった。アナログ世代 9時45分を10時15分前とも表現する。物事を表と裏から瞬時に判断できた。デジタルの時代9時45分としか時計は表示しない。相手が怒れば怒った表情しか見えない。その裏側の悲しみを想像することはない。インターネットの出現、世の中はますますデジタル化していく。ものごとの表面だけしか見ないイマジネーション不在の時代をやや不安に思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最高の人生の見つけ方

 偶然病院で一緒になった二人が余命6ヵ月と宣告され棺桶に入る前にやりたいことを書きだしたリストに従って旅に出る。ジャック・ニコルソン、モーガンフリーマン名優同士の共演。

Photo_3

監督はロブ・ライナー 「人生で二度見るべき映画」と絶賛された「スタンドバイミー」、メグライアンの出世作「恋人たちの予感」などを撮っている。

Stand_by_me Photo_2

クラシックレースカーでスピードを競いあったり、スカイダイビングに挑戦したり、タージマハル、ピラミッド、エベレストにふたりは専用ジェット機で飛び回る。リストに書き出された「世界一の美女とキスをする」「見ず知らずの他人に親切にする」がどう実行されたか。ウィツトに富んだエピソードになっている。

「死」をテーマにした映画ということで敬遠していたが千石教授のゼミの仲間が二人、この映画 を修了レポートのテーマに選んだのでDVDで見ることにした。全米で今年度大ヒットした理由が納得できる完成度の高い作品だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ナタリーウッドのダンス

 昨夜は昔の仕事仲間との忘年会。先輩の最近の近況を聞くことができた。矢沢永吉のおっかけでコンサート三昧。日本経済新聞の購読を止めて経済情報を読まないようにしたらイライラすることが減ったらしい。リタイアしたら年金生活で大変だろうと他人は言うけど生活を切り替える必要はない。ゴルフも酒も控える必要は全くない。年を追うごとに体がついていかなくなり自然にゴルフも酒も少なくなる。帳尻が合うようになっているから心配無用とのこと。また会社生活で培った人脈を離れて新しい人たちの出会いで新鮮な刺激を受けているようだ。

立教セカンドステージ大学の仲間との出会いも新鮮な刺激がある。お互いの体験がことなるので時々言語が通じないもどかしさがある反面、思ってもみなかったものの見方、考え方に出会うことがある。Photo_2

前期千石教授の「生涯現役という生き方」の授業で「ウエストサイドストーリー」が上映された。その時のテーマは映画の背景に使われた現代アートの数々の解説だった。講義終了後仲間で飲み会。当時の各人の状況が次々と話されていた時、元ダンス教師のMさんからナターリーウッドのダンスについて解説があった。

Photo_3

「ナタリーが最初に踊るシーンと二度目に踊るシーンでは違う音楽が流れていた。それなのにナタリーは二度とも同じステップを踏んで踊っていた。たぶんナターリーは踊りが苦手で二つの違うステップを覚えられなかったのね」  一同唖然とする。プロはその細かいステップを見逃していない。Mさんのダンスの技術の高さが伝わってくる。この人とダンスシーンのある映画を見に行ったらどんな話をしてくれるのか想像するだけで楽しくなってくる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「小説を書こう」教室の修了証書

 「小説を書こう」佐藤洋二郎教室第四期も終了した。佐藤氏は小説家だけに実践的な指導が多い。「彼はおおいに怒った」などと間違っても書くなという。感情は動作で語れと教える。「しっかりと握りしめた彼のこぶしがブルブルとふるえた」と書けと教える。「彼女は美しい」は落第。髪型は?髪の色は?眼は大きいのか小さいのか?丸顔か細面てなのか? 形容詞でなく形で語れと教える。書いたら何度も何度も推敲すること。それ以外に文章がうまくなる方法はない。プロは書くことそのものより推敲に時間をかけていると教えてくれる。終了にあたって修了証書が渡された。

Image_2

この証書は車の運転免許証のように運転する資格を証明する類のものではない。この講座を修了すれば文章がうまく書けるわけでもないし、小説家としての資格を保証するわけではない。ではどう活用したらいいのか?パソコンの置いてある机の前に貼り出すことにした。文章を書くたびに佐藤先生の「ゆるい文章を書きなさんな」という口癖が聞こえるような気がしたからである。

最終講義終了後懇親会になる。

002

左手前から二人目が佐藤先生である。学生からは学割会費を徴収する。最後の不足分は先生が負担する。この講義をすることで得る収入より持ち出しになることが多いらしい。まじめに小説に取り組んでいる人もいるが「宴会命」の人の方が圧倒的に多いのだ。講座は終了したのに飲み会の定期開催はすでに決まっているのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »