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2009年7月

縄文の思想

 青森、三内丸山の縄文遺跡、梅原猛、司馬遼太郎はこの地に立って大きなインスピレーションを得たそうだ。こちらはここに立ってもなんにも感じなかった。

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見学が無料とは知らなかった。定時にボランティアの人がガイドもしてくれる。

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 ガイドさん曰く「5000年前のことですから、声も文字も残っていません。だから正確なことはなにひとつわかりません。それは又、何を言っても正解だということでもあります」こういう解説を聞くとうれしくなってくる。

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 道路幅は当時の幅をそのまま再現したもの。2M~3Mある。ガイドさんの解説「ひとが通るだけなら1Mもあれば十分。この広さにしたのは当時の人たちがよさこいを踊りながら歩いたからだと思います」ガイドさん絶好調である。

 今度はまじめな解説、縄文の人たちは「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」を分別して埋めていたとのことだ。環境問題の先達と言える。

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縄文と言えば土偶が有名だ。

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土偶についての梅原猛の説は

1 土偶はすべて成年の女性であり、妊娠していること

  土偶は全て女性であることは間違いありません。男性の土偶は決して存在しません。そして、女性であっても子供の土偶や老婆の土偶はありません。その多くはお腹の大きい女性であります。はっきり妊娠が目立つ女性もありますし、目立たない女性もありますが、すべて妊娠していると見て差し支えありません。

2        土偶はすべて異様な顔をしている

 ハート形、ミミズク形、遮光器土偶など、土偶の顔ははなはだ大きな違いがあります。しかし、異様な顔をしていることは否定できません。遮光器土偶というものは土偶が大きな遮光器のような眼窩を持っていることです。しかし、そのような眼窩にもかかわらず、遮光器土偶においても瞼は堅く閉じられています。このように、形ははなはだ違っているのに、しかも全てが異様な顔をしているのは共通の特徴であります。

3        土偶には必ず胸のところから腹のところまで裂かれた縦一文字の傷がある

あの土偶は実は生きている女性の顔ではないのではないか。あれは胎児をお腹に宿しながら死んだ女性であり、そのような、死んだ女性があのように異様な顔をしているのではないか  

遺跡跡の中ほどに展示室がある。

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他の展示室や博物館と違い、ここは写真撮影OK、縄文の人たちと同じくおおらかなものである。

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太宰の似顔絵

 青森県立美術館で太宰治生誕100年記念の企画展に会った。それをみていると太宰は美術にも造詣が深かったようだ。Image

左下は太宰の自画像。

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展示資料の中に旧制中学時代、授業中に先生を描いたと思われる似顔絵があった。

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うまいものである。急に太宰に親近感が湧いてきた。私もセカンドステージ大学の授業中に教授の似顔絵を描くことがあるからだ。

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教授の名前は公表しない。本人から「おれはもっといい男だ」と苦情がでる可能性が高いからだ。これでも目いっぱい実物以上にいい男に描いているのだ。

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青森県立美術館

 青森県立美術館は三内丸山の縄文遺跡に隣接して建てられている。縄文文化のロマンに、真っ白な美術館が良く似合う。2007年にオープンした新らしい美術館だ

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ここの常設展に奈良美智の作品がある。奈良 美智(なら よしとも、1959125 - )は、青森県弘前市出身の画家彫刻家。世界的に評価されているポップアート作家で、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロサンゼルス現代美術館に作品が所蔵されるなど日本の現代美術の第二世代を代表するひとり。にらみつけるような目の女の子をモチーフにしたドローイング等で知られる。

ドローイング、線画のこと。日本の線画のルーツは浮世絵ではないか?

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150年ほど前ゴッホやセザンヌを刺激した浮世絵=日本の線画が今世界に現代アートとして評価されている。奈良の作品

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 相手を睨みつけるような女の子の視線。若い女性に人気がある。大胆で挑発的、決して媚を売らないそのイメージはマドンナに通じるものがある。孤立を恐れないその強さに若い世代がひかれているのだろうか?

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この美術館のための奈良の作品、高さ8.5mの『あおもり犬』

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伏し目がちのさびしそうな顔、白い美術館に合わせて真白な毛並みの犬だ。

展示作品にシャガールの舞台背景画がある。一点の大きさがタテ9m<、ヨコ15mの巨大なもの。3点ほどある。この絵をみるだけでこの美術館を訪れる価値があると思わせる作品だ。

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仙台、魚がおいしい

 仙台駅近くのエクセル東急ホテルに一泊、ホテルの人に魚のおいしい居酒屋さんを訪ねると、教えてくれたのがこの店。

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地元のチェーン店らしい。

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安くてうまい店だ。仙台にいったらお薦めの店。接客もレベルが高い。

かなり飲んで食べて、ホテルに向かう。Mさんコンビニに寄りたいという。おにぎりを買いたいそうだ。車で仙台にくる車中でもおかき、チョコレート、みかんをのべつまくなしで食べていたのに。この食欲には脱帽である。しかも体重は45か46kg程度、体脂肪は一桁台と聞くと体操の選手並み、宇宙人のような人だ。

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宮城県美術館

  7/23 浦和に集合して5時間走って宮城県美術館に到着する。森に囲まれた美術館だ。

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企画展示は

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気になる作品に出会う。佐藤忠良の『夏・帽子』

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都会的センスあふれるスリムな美人像だ。アンジェリーナ・ジョリーが主演した『チェンジリングを』を思い出した。

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この人は今最も帽子の似合う女優だ。

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佐藤さんの『帽子・夏』のモデルさんの写真を見てみたいと思った。

 カンデンスキーの『商人たちの到着』この美術館の所蔵品である。カンデンスキーは抽象画の創始者の一人だがはじめは具象画も描いている。カンデンスキーの生の具象画にはじめて出会った。

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 カンデンスキーの父親はシベリアのお茶の商人だった。その時の思い出を描いたのだろうか?、本来遠方から商品を持ちこむ商人たちの到着は華やいだ感じの筈だが、物質主義を否定し、新しい精神世界を模索したカンデンスキーの作品らしく黒を基調としたこの絵は何故か寂しさが漂っている。

 

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ボンの企画、もてなしの気持ち

 船の仲間は滋賀県に一名、兵庫県に三名、東京に二名、富山県に一名=ボン。各人の住む場所を順に尋ねる。各地域に住むひとが旅の内容を企画するのがルール。今回はボンの企画担当の番だ。蕎麦を打ち、おわら盆を踊り、ブログを開設するボンは才気あふれる人のようでどこか不器用なところがある。

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「今回の旅も、富山は見る場所が少なくて何かアイデァがありませんか?」と何度かボンからメールが入った。こちらもさしたる企画を提案することができなかった。旅行当日の数か月前、ボンは今回のコースを事前にまわったようだ。当初宿泊予定の旅館は食事がいまいちということで高岡の「磯はなび」に変更している。

ホテル「磯はなび」の一室、眺めのよい部屋だった。

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 初日はボンとその友人の山中さんによるおわら盆のライブがあった。旅行の直前に滋賀県の仲間が突然不参加になった。この滋賀の人とボンの車で移動する計画だったのでボンは大変困ったらしい。友人の橋本さんに大型の車をレンタルして回るつもりと話したらしい。橋本さんは「ボンの運転の腕前を心配して「それなら自分が助っ人になる」といってくれた。我々とは一面識もない人だ、2日間付き合ってくれた。

橋本さんは考古学のスペシャリスト。車中で富山の名所・旧跡に関するその博識を披露してもらった。そこらのガイドブックにはない深い内容が聞けたのは大収穫だ。

 事前にコースを徹底的に検証して歩く。ボンの依頼に快く我々におわら盆を披露してくれた山中さん。ボンの友人というだけで2日間運転手役を務めてくれた橋本さん。富山の旅で最高の「もてなしのこころ」に出会った。ボンは不器用で誠実、そしてよき仲間にめぐまれた人だと思う。

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富山県水墨美術館

 日本庭園がきれいな美術館だ。

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橋本関雪展を開催中だった。橋本関雪は近代日本画の最盛期とも言われる昭和前期を中心に活躍した日本画家。

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中国美術、西洋美術から影響を受けた感じがする絵が多い。しかしとにかく絵のうまい人だ。美術館の一角に茶室があり、お茶を頂いた。その責任者の女性が我々と同じく生産性の船で研修したという話が飛び出しておおいに盛り上がった。

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おわら盆、ボンの男踊り

 我が友ボンはおわら盆の踊り手でもある。昨年6月エジプトのスフィンクスをバックに踊ったこともある。富山に旅した我々5人のために踊りを披露してくれるという。おわら盆には男踊りと女踊りがあるそうでボンの踊り仲間の山中美智子さんが応援に駆けつけてくれた。準師範の資格保有者だ。

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 300年余の歴史を持つおわら、唄と踊りは抒情豊かで気品にあふれている。京都三千院に毎年奉納されているとのこと。その踊り手がわずかに五人の観客ためにその実力を披露してくれる。誠に贅沢な時間が流れる。

 おどりが終わってしばし歓談、「踊りの手順を覚えるのはそれ程難しくはない。さてその先が大変、おわらは奥深いですよ」と山中さん。いままさに鮮やかで優雅な舞を見せてくれた人の言葉だけに重く響いた。

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富山市八尾「蕎麦屋小兵衛」

 7/18、13:00 富山駅ドトールに集合である。 昭和48年生産性本部の洋上研修、横浜港を出て香港、シンガポールに寄港しながら研修する。班編成は異業種の組み合わせ。その船の仲間たちが3年ぶりに集合した。各人の住む都市を順番に旅するルール。今回は富山県富山市八尾、おわら盆で有名な町だ。

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 すこし遅めの昼食をとりに八尾に向かう。八尾は坂の町だ。その古い家並みを歩く。

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富山八尾観光会館の向かいに「蕎麦屋小兵衛」がある

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 今回の幹事役ボンは自らも蕎麦を打つ。そのボンが県内一の蕎麦打ち名人の店と勧めたのが小兵衛」だ。自家製粉した八尾産のそば粉を3日間寝かせてから打つ。天ざるそばを注文する。945円。

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味をうまく表現できないのが残念だが、翌日昼食に別の場所で天ざるを食べた仲間二人が「同じそばでこんなに味が違うものか」と小兵衛のそばをほめたことでそのうまさを想像してもらいたい。

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千石ゼミ合同授業

 7/15立教セカンドステージ大学前期授業最終日である。

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千石ゼミで本科、専攻科の合同ゼミがセントポール会館で行われた。

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 千石ゼミは本科10名、専科8名計18名、普段は別々にゼミを開催している。前期最終ということで合同開催となった。はじめの1時間は本科。専攻科別々、その後合同になる

 今は各人の修了論文のテーマ決めの段階である。

  ①何をテーマとするか?

 ②なぜそのテーマに取り組むのか?

  ③全体の構想は?

  ④ そのテーマにどう切り込んでいくのか?

 各人のテーマ発表に応じて千石教授からアドバイスが飛ぶ。

  「こういう文献があるが」

  「この美術館には足を運んだのか?」

  「この人の評論は目を通したほうがいいのでは」

 教授の博覧強記のマシンガントーク、あれよあれよという間に読むべき資料が増えていく。受講生は途方にくれることになる。

 現役時代、マーケットリサーチを担当した。もっと時間をかけて調べるべきと思っても期限がある。そこそこの調査で仕上げることになる。それが習慣になってくる。修了論文もある程度の調査で切り上げて。作成にかかろうとする自分がいる。

 千石教授はそれを見透かしたように

 「どうせやるならとことんやったらどうだ。自分の限界を見極めるのも

 修了論文に取り組む意味のひとつではないのか?」

 と問いかけているようだ。

 「そんなにいうなら、こっちだってがんばるもんね」と言う気分になってくるから不思議である。

 言い換えれば教授が問題を投げかける。受講生がそれを解いていく。千石  ゼミはそんなゼミである

イベントのお知らせ

 7/31、池袋西口広場で開催される イベントに千石教授も出演される。

東京芸術劇場日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式[But-a-I

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7/31(金)15:3017:30
講師:日比野克彦(アートプロデューサー)、万田邦敏(立教大学現代心理学部教授、映画監督)、
司会)千石英世(立教大学文学部教授、文芸評論家)
申込不要 100
雨天時は、東京芸術劇場中会議室に変更になります。
お問い合せ:立教大学 生涯課 Tel.03-3985-2634

場所 池袋西口広場

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[国際] 文具・紙製品展 ISOT 2009

 我が国最大の文具の展示会。今年で20回目になった。アドバイスを頼まれているベンチャーが出店していることもあって覗いてみた。

入口でバンド演奏? 文具とどんな関係が?

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かなり人は入っている。

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目についたのは中国の出店小間数の多さ、海外からの出店では一番広いゾーンを確保している。

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ノートの小間をのぞくとデザインが年々良くなってきている感じである。

日本文具大賞受賞作品を見る。

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大賞受賞作品は6つある。その中の2点。かなり売れそうな気がする。気がかりはアジアの海外メーカーが類似品を作ってくる可能性があること。

 そんなことを考えながら会場を出て、駅に向かっていたら、会社の後輩がおにぎりを食べながら会場に向かってくる。「昼飯を食べる時間がなくて」という。1,2分立ち話して別れる。自分の現役時代もそうだった。食事ははほとんど移動する車の中と言う日が10日間続いたこともあった。売上不振が続くとなぜか会議が増える。報告書も増える。それに時間をとられて良い企画を考える時間が不足する。「悪魔のサイクル」に入る。後輩の後ろ姿に頑張れよと声をかけて大学に向かった。

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「ビジョン2021」バングラディシュ

 

21世紀社会デザイン研究科公開講演会 7/6
「バングラデシュ ビジョン2021における政治・経済と医療の新動向」を聴いた。講師はハルン・オル・ラシッド 氏(ダッカ大学教授)ダッカ大学政治学部教授。専門は政治過程論。主要な著作は『バングラデシュの夜明け:バングラ=ムスリム同盟とムスリム政治19061947』、『ベンガル政治の内側193647年』など。

バングラデシュ(旧東パキスタン)は、南アジアにあるイスラム教徒主体の国である。首都はダッカ。インドの東側に位置し、インド洋に面する。ベンガル湾に注ぐ大河 ガンジス川を有する。国境のほとんどをインドに接するが、一部ミャンマーと接している 。 .

女性の自立を支援するグラミン銀行で有名である。

バングラディシュの最南東部にあるチッタゴン大学経済学部長だったムハマド・ユヌス氏が1976に個人的にお金を貸すことからはじめ、1983政府から承認された銀行。この銀行の貸付制度はマイクロクレジットとよばれ、貧困層にお金を貸し、生活の向上を促す活動を行っている。女性を中心に500万人以上に貸し付けを実施した。

無担保にもかかわらず、貸し倒れ率は2%ほどで、驚くほど低いという。

創設者のユヌス氏は2006ノーベル平和賞を受賞した。

バングラデシュは「アワミ連盟」と「BNP」という二大政党が5年ごとの選挙のたびに政権交代を繰り返してきた。1991年にはBNPが勝ち、1996年にはアワミ連盟が勝ち、2001年にはBNPが勝つ、という具合である
バングラデシュで昨年12月に実施された国会(1院制、定数300)選挙は30日、開票の結果、ハシナ元首相率いる野党のアワミ連盟(AL)が全議席の3分の2以上を獲得し、圧勝した。ジア前首相のバングラデシュ民族主義党(BNP)は汚職体質を批判され大敗した

アワミ連盟 ハシナ氏

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 首相のポストが世襲化しているのは日本も同じだが、バングラの場合にはもっと重傷である。人々が政党を支持する理由として真っ先に挙げるのが、過去の英雄たちの名前なのである。
 つまり「シェイク・ハシナは独立の父ムジブル・ラーマンの娘だから」、あるいは「カレダ・ジアは偉大なジアウル・ラーマンの妻だから」投票する。党の政策ではなく、リーダーとしての資質でもなく、総裁の出自にしか注目が集まらないという特徴がある。

ラシッド教授はこの選挙のマニュフェストを説明する

教育の項目では

     2010までにすべての人の小学校への入学

   2013は大学教育の無料化

IT教育では

  2013までにすべて中学校でのIT教育の普及

  2021までにすべての小学校でのIT教育の普及

 講演を聞いて思ったこと。一人の大学教授が外国で選挙のマニュフェストを講演する。日本の教授でこれをする教授がいるだろうか?

教授の志の高さを比較していうのではない。外国にでかけ、堂々と発表できるマニュフェストを持つ政治があるか、ないかの話である。

総選挙も近い、各党のマニュフェストを読んでみようと思う。

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映画「降りてゆく生き方」

 90才に近くなった母が自分に来た年賀状の名前を見て相手を思いだせなくなった。我が家に尋ねてくれた長年の友人も名前が出てこない。それを見て母が私に「人間年をとるとこうなるよ、意識がはっきりしている内に整理するものは整理した方がいいよ」と教えてくれている感じがした。私が60才の時である。

 850枚ほどの年賀状の交換を50枚に減らすことにした。15程定期的に出席していた会合も3つにしぼりこんだ。現役時代は『足し算』、リタイア後は『引き算』に変わる。先輩の経営者がリタイアして「それまて自宅から会社の行き帰りを役員車で送迎してもらい、車の中でも仕事をしていた。退職後近所を散歩して各家に花が咲いていることに始めて気がついた。「現役時代は見えなかったものが見えるようになった」と教えてくれた。

 会社の業績向上、利益の拡大のために24時間を使う。時には自分の信条を曲げることもある。リタイア後は自分のためにがすべてに変わる。

 武田鉄也主演「降りてゆく生き方」はリタイア後の『引き算』の生き方のヒントになる作品だ。7/4 立教セカンドステージ大学・立教大学ボランティアセンター主催、池袋キャンパスで観賞会があり、それを観にいった。

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 団塊の世代の生き方を描いた作品であるが教育映画ではない。上質な娯楽作品になっている。武田鉄也の自分の思い通りにいかない場面でみせるユーモアあふれるギャグやしぐさに笑いがこぼれる。刈谷俊介演ずる米づくりの名人がみせる頑固一徹な職人気質と人に対する温かさ、澤田雅美、酒造りの奥さんが語る人の生き方に共感する。団塊の世代だけでなく若い人たちにも薦めたい 朝日新聞の映画評にならえばdiamonddiamonddiamonddiamonddiamondの評価になる。

 7/12 調布市グリーンホール(調布駅南口すぐ)で10:30,14:30.18:00の三回上映される。

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「ゼミ研究テーマ」何をどう書くか?

 ゼミの研究テーマをどう書くか。手ごわい課題の一つだ。まず何を書くか? これがなかなか決まらない。とりあえず自分の気になること、関心のあることから始めるしかない昨年本科では映画が好きだったので黒澤の「羅生門」を研究の柱の一つにした。次に「どう書くか」になるが。これには2つある。

 ①どのように材料をを集めるか?  最近はネット検索で資料を集める人が多いが、ネットの情報は幅広いが深さに欠ける面がある。やはり自分の足で集めることが欠かせない。千石ゼミでは美術がテーマで関東の主要な美術館では足りずに仙台の県立美術館まで出かけて行く人。戦争文学がテーマであるが、関連する小説だけでは満足せず映画を点検する人。(この人は今週岩波ホールで上映中の「嗚呼あア満蒙開拓団を観に出かけている。)やはり現場での情報収集が決め手になる。

 ②はどんな切り口で書くのか?  これが一番難しい。「ナンダ他にも同じような内容の論文を読んだことがあるよ」と言われないためには作成者のオリジナルの視点、切り口が必要になる。わかってはいるのだがこれがなかなか決まらないのだ。経験から言えば一人で考えないこと。仲間とフリーディスカッションすることが一番の近道だ。セカンドの仲間は実に多様な経験や知識を持つ人が多い。実際 私も同じゼミの人だけでなく、他のゼミの美大出身の飲み仲間から教育指導を受けることがたびたびある。

わいわいがやがやで研究テーマを仲間と議論する。これも楽しい時間だ。ひと様に教えてもらってばかりではいけないので 仲間の研究テーマに口出しした内容の一部を紹介する。はじめは「民事の裁判員制度研究」をテーマにしたSさんに対して

論点の後に続けて欲しい作成者の視点

 論点として

(1)  民事裁判と現状の課題

(2)  市民参加による民事裁判の可否

(3)  具体的実施形態

が挙げられています。これに作成者の「立ち位置」「切り口」が欲しい

例えば

「忠臣蔵に関する考察をレポートにするつもりでね」

「論点は?

   仇討に関する公正性の確保

   刃傷事件の真の原因

   47士に対する処分の可否

を論点にするつもりだ。 

「へえー切り口はどうするの?

「浅野匠の守は実は性同一障害者で、吉良と内蔵助が取り合いをしたのが

真相という視点で書くつもりなんだ。」

「うあー気持ち悪そうー」

中身はどうあれ、ここには作成者の視点、切り口があります。

に対しては

日本の宗教を縄文時代から始めたいというM

さん

 1 はじめに

  今は「縄文人の思い、願い、祈り」を主なテーマとして論文を展開することが決まった段階だと思う。次のステップはこのテーマにどう切り込んでいくかが課題となる

  アイディア・フラッシュ的になるが3つの切り口を提案したい。

   ある時代と比較する

   今も残る文化から縄文を振り返る

   美女の系譜をたどる

 

 2 縄文時代と弥生時代を比較する 特に土偶を中心として

   発見された場所の違い

・土偶は出土する場所にあまり法則性はない。時には家の跡から掘り出されることもある。

・弥生時代の埴輪はほとんど古墳の周りや内部から出土されている。

   つくられた対象の違い

・土偶の場合、人の形(特に女性、妊婦)をしたものがほとんどである。

・埴輪は人の形だけでなく、動物、武器などいろいろなものがある

   作成意図の違い

・三内丸山で出土された遮光土器(遮光=眼鏡)はおおきな目をしているのに目がつぶれている。これは死んだ人間を意味している。

「ユーカラ」(アイヌ民族に伝わる叙事詩の総称)を読むと目のある方は再生可能な死人を意味する。だから再生可能を示すためにおおきな目をつけたと思われる。

・埴輪は武装した人、武器が古墳の周りに配置されて

 いることに特長がある。古墳に祭られるほどの権力者の墓なので、その者が生前に力を持っていたことを示すものであったり、権力者が死後の世界で

 権力をふるえるような意味でおかれていたのではないか?

これらを見てくると

・土偶は自分の身近な家族の再生を願って作られた「庶民の祈り」

 埴輪は「権力者の為の祈り」という結論になる。

以上は一例に過ぎないが、縄文時代と弥生時代を比較することで

多くのものが見えてくると思う。

2 アイヌの文化を追うことで縄文にせまる

 縄文の土偶は全て妊婦であり、腹が縦に裂かれている。

 

 「その土偶の意味が長い間わからなかったのですが アイヌの葬法について調べますと妊婦を埋葬するのが一番難しいと言うんです。というのは子供が産まれるというのは新しく生まれるのではなくて祖先の誰かが帰って来たということなんです。だから子供が出来るとあの世のA家とB家の祖先が誰を帰すかを決める。で、決まったら妊婦の腹に入って、月が満ちて生まれて来る。とすると、妊婦が死ぬとせっかく祖先の人がこの世に帰ってきたのに、閉じ込められて出られないということになる。これはおおきなタタリになる。ですから妊婦が死ぬといったん葬り、後に霊を司るお婆さんが墓に行き、妊婦の腹を裂いて胎児を取り出し 妊婦にその子を抱かせて葬るという話を聞いたんです。」

 『呪いの思想 白川静+梅原猛』より 

  殷と日本 P168-

アイヌの文化とくらしを追うことで縄文人が見えてくるのではないか。

3 美女の系譜を追う         

長野県茅野市湖東の中ッ原遺跡から出土した土偶はヴィーナスと呼ばれ

ている。ヨーロッパの旧石器時代にもヴィレンドルフ(オーストリア)

で発見された土偶もヴィーナスと呼ばれている。

その豊満な肉体は母なるものを表している。それに続く女たちを

追ってみよう。

平安時代では小野小町,江戸中を熱狂させたお仙 (鈴木晴信絵),1980年代はマドンナ,1980年代、男女平等から女性上位の時代へというアメリカ女性の願望の象徴として「タフで、挑発的なアーチスト」マドンナが旋風を巻き起こす。

  美女の系譜は時代、時代の人々の願いを追うことでもある。古代の美女たちがどんな願いを託されたかを追ってみるのもひとつの切り口ではないだろうか。

  これは私の意見の一部を掲載したにすぎない。他のメンバーからも

  多彩な切り口の提言があった。中には「そんなの面白くない」

  という辛辣な意見も出た。

  「ゼミの研究テーマを考える」仲間とのディスカッションは

   重要な手がかり発見の場になると思う。

 

は真ん中から割かれている

次は「日本の宗教を縄文の土偶から説き起こす」、土偶は妊婦が多くその腹

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